闇金業者が使う受け子の意味とは

闇金や振り込め詐欺など、犯罪グループの手足となって働かされている受け子。

この受け子は手軽かつ、簡単に高額の報酬をもらえる事から、アルバイト感覚でやっている人が多くなっています。

しかし、この受け子、具体的にはどういったものなのでしょうか?

そこで今回は、闇金業者が使う受け子の意味についてまとめてみました。

闇金業者が使う受け子とは

この受け子という行為は立派な犯罪行為となるため、もしも警察に見つかると逮捕される事になるんですが、受け子の意味をいまいち理解していないため罪を犯しているという感覚が薄い人も多いのではないでしょうか?。

闇金業者や振り込め詐欺のグループが使う「受け子」とは、闇金や振り込め詐欺グループが被害者から搾取したお金を仲間から「受け取る役目の事」を言い、場合によっては直接被害者と接触して現金を受け取る事もあります。

それだけに、警察に捕まることも非常に多い役割です。

闇金や詐欺グループの首謀者や幹部たちが直接この受け子を行なうことは少なく、闇金の返済に困っている人や、今すぐにお金が必要な人を見つけては高額の報酬を渡し受け子をやらせています。

また、犯罪だと思ったけど「今まで捕まった人はいない」と言われ、捕まらなければいいやと安易に引き受けてしまう方や、インターネット上でアルバイトの求人広告に書いてある「書類を受け取るだけの簡単なバイト」や「荷物の受け取りを代行するだけ」などの誘い文句に乗ってしまい、結果受け子をやっていたという事もあるようです。

受け子の判例や事例とは

では、割のいいバイトがあるという甘い誘いに乗ってしまったがために、警察に逮捕されてしまった受け子の実事例を見てみましょう。

受け子の判例や事例

犯行状況
山形県警天童署などは2014年の8月、振り込め詐欺事件で現金をだまし取ったとして、東京都八王子市新町、無職の男性を詐欺の疑いで逮捕、同じく「受け子」と呼ばれる現金受け取り役の中学2年の男子生徒を補導した。
逮捕までの経緯
容疑は2014年の3月に、男子生徒らと共謀し、警察官などを名乗り、天童市の70代女性宅に「預金しているお金を保護するので引き出して」などと電話、同市内の駐車場で男子生徒が現金約700万円を女性から受け取り、だまし取ったとしている。容疑者は埼玉県内で中学生から現金を受け取ったとみられるという。

このように、中学生をはじめとする学生相手に受け子をやらせる事例も多く存在し、「Aさんの代理で来たものです」「Bさんはトラブル処理で来れないため、私が来ました」などと言わせ、荷物を受け取るだけで数万円の収入を得られる事から多くの若者が闇金や詐欺グループに利用されています。

受け子逮捕のニュース

大阪府内で会社を経営する女性が計約5億7千万円をだまし取られた事件で、府警は8日、いずれも住所不定無職の越智容疑者(32)と栗原容疑者(45)を3千万円をだまし取った詐欺容疑で逮捕し発表した。府警は2人の認否を明らかにしていない。

捜査2課によると、両容疑者は、女性の代わりに株式を購入したところトラブルが発生したと偽り、解決費用として4月中旬、東京都内のアパートに現金3千万円を送らせ、だまし取った疑いがある。越智容疑者が指示し、栗原容疑者が受け取ったという。

女性は計約5億7千万円を送ったといい、オレオレ詐欺など「特殊詐欺」の個人の被害としては国内最高額だったという。同課は、両容疑者は金を受け取る「受け子」で、電話をかけてだます「かけ子」が別にいるとみてグループの全容解明を進める。両容疑者はそれぞれ別の特殊詐欺事件で大阪府警などに逮捕されていたという。

いくら知らなかったとはいえ受け子は立派な犯罪行為です、犯罪の片棒を担ぐような行為は絶対に止めましょう。

カテゴリー 用語集
タグ 借金,闇金,意味,受け子,とは
作成日時 2016-11-26 13:38:05
更新日時 2016-11-26 13:38:05

自己破産

借金を返済する事が全く不可能な場合に行うのが、自己破産です。

破産というとあまりいい印象はありませんが、借金が返済できない時に考える方法の一つです。

全ての借金を帳消しにできる最終手段的な方法で、自分ではどうしようもない場合はこの方法を使います。

任意整理

支払額を減らす事で、借金返済が可能になる場合に行うのが任意整理です。

ただ、任意整理は、全ての債権者(借入先)1社づつと債務に関する交渉が必要となるため、非常に難しい方法になります。

そのため、自分で行うというよりは、弁護士などが行う方法です。なんでも任意整理をした人が500万人近くいると言われています。

特定調停

特定調停とは、特定の債務者(借主)に関する調停という意味です。

簡易裁判所に申し立て、調停委員を仲裁役として、債務者の経済的再建を支援する制度です。

調停なので、貸主、借主側双方の合意が必要となりますが、借金の元金を減らす事が出来る可能性があります。一度相談してみてもいいかもしれません。

個人再生

銀行などの金融機関に住宅ローン借入があり、自宅を手放したくない場合に行う方法が個人再生です。

自己破産すると所有物件を、競売や任意売却などで手放す必要があるため、救済措置としてできた民事再生法という法律の中の手続きのひとつで、比較的新しい方法です。

ただ、個人再生を申し立てるには、弁護士に再生計画を作成してもらう必要があります。