闇金・借金用語集( 個人民事再生 )

個人民事再生の意味

用語
個人民事再生
説明

個人・個人事業主向けの民事再生手続きのこと。

個人債務者再生手続きは、2001年4月1日にスタートした比較的新しい制度で、正しくは小規模個人民事再生と言う。

利息制限法により引き直し計算した債務の一部を定められた期間、 債務者の同意した計画に沿って返済することにより、大幅な債務の減額が出来る。

手続きで必要な条件

  • 定期的かつ安定した収入が将来的に見込める方
  • 住宅ローン・公課租税以外の債務が5,000万円以下
  • 再生計画案に対する債務者の不同意が債権者総数の1/2以下かつ債権総額の1/2以下
  • 最低弁済額要件と清算価値保証原則を満たすこと

関連用語

用語 説明
公的融資制度 企業が必要とする運転資金や設備資金、あるいは開業資金を国や地方自治体等が融資する制度のこと。 一般的には、国が直接融資するという方法ではなく、政府系金融機関等を経由して融資をする。
後見人 高齢や病気等により判断能力の無くなった人の代わりに、家庭裁判所から選任されて財産の管理を行う人を指す。
戸籍 国民の身分関係を明確にする目的で作成される公文書。 戸籍には、日本国籍を有する者の氏名・生年月日・結婚暦等が記載されている。
甲号証 民事裁判において、原告側が提出する証拠のこと。
国民生活センター 国民生活センターとは、日本国の独立行政法人で、「国民生活の安定及び向上に寄与するため、総合的見地から、国民生活に関する情報の提供及び調査研究を行うことを目的とする団体」。 マルチ商法やネッ…
口頭弁論 民事裁判で当事者が法廷でそれぞれの主張を述べる手続き。
控訴 第1審の判決が不服である場合に、上級裁判所(高等裁判所・最高裁判所等)に対して不服を申し立てること。
コーチ屋 コーチ屋は、紹介屋とも呼ばれ、簡単に借入れできるところを紹介すると言って近づき、紹介料として手数料を稼ぐ業者のことをいう。
故意 犯罪事実を認識しながらそれを容認して行為するという心理状態。
個人再生手続 支払いが困難となった個人を対象とする民事再生手続のこと。 小規模の個人事業主を対象とする「小規模個人再生」と、 給与等定期的な収入のある個人を対象とする「給与所得者等再生」の2種…
用語 説明

闇金・借金用語集

自己破産

借金を返済する事が全く不可能な場合に行うのが、自己破産です。

破産というとあまりいい印象はありませんが、借金が返済できない時に考える方法の一つです。

全ての借金を帳消しにできる最終手段的な方法で、自分ではどうしようもない場合はこの方法を使います。

任意整理

支払額を減らす事で、借金返済が可能になる場合に行うのが任意整理です。

ただ、任意整理は、全ての債権者(借入先)1社づつと債務に関する交渉が必要となるため、非常に難しい方法になります。

そのため、自分で行うというよりは、弁護士などが行う方法です。なんでも任意整理をした人が500万人近くいると言われています。

特定調停

特定調停とは、特定の債務者(借主)に関する調停という意味です。

簡易裁判所に申し立て、調停委員を仲裁役として、債務者の経済的再建を支援する制度です。

調停なので、貸主、借主側双方の合意が必要となりますが、借金の元金を減らす事が出来る可能性があります。一度相談してみてもいいかもしれません。

個人再生

銀行などの金融機関に住宅ローン借入があり、自宅を手放したくない場合に行う方法が個人再生です。

自己破産すると所有物件を、競売や任意売却などで手放す必要があるため、救済措置としてできた民事再生法という法律の中の手続きのひとつで、比較的新しい方法です。

ただ、個人再生を申し立てるには、弁護士に再生計画を作成してもらう必要があります。